レーシックは即効性がある手術とされていますが、手術後すぐに視力が回復してクリアな視界を得られるわけではありません。
完全に回復するまでには３か月ほどかかるとされていますし、これには個人差があります。
仕事や日常生活に支障をきたさないためにも術後の回復までの流れを理解しておきましょう。

レーシック手術当日は視界はぼんやりしています。
また、術式によっては麻酔が切れたところから目の痛みがある場合もあります。
術後の痛みは麻酔のような痛みどめの点眼薬で痛みを抑えます。

早い人だと翌日からほぼ視力が回復しクリアな視界を手に入れられます。
視力は回復しても、手術の際に作ったフラップは不安定なままです。
日中も目に刺激を与えないように激しい運動を避けたり目に衝撃を受けないよう気を付けなければなりません。
寝ているときに目を触ったり寝返りで目を刺激しないためにも眼帯を付けて寝るようにします。

１週間後には早ければドライアイや充血などの合併症が収まってきます。
まだフラップは完全に安定していないので引き続き目を刺激しないよう気を付けて生活する必要があります。

３か月でハロ・グレア現象などの合併症が落ち着きフラップもほぼ安定してきます。
術後の検診は翌日、１週間後、３か月後に行われるのが一般的で、３か月の検診で異常がなければ検診も終了となります。

基本的にはこのような流れでレーシックの術後を過ごします。
手術方式によっては検診の回数が多かったり、病院によって検診の回数が異なることもあります。
エピレーシックの場合はこの基本的な検診より回数が増える場合が多いですが病院により時期が異なります。
ある病院では術後３日間、１週間後、１か月後、３か月後、に検診がありますが他の病院では翌日、３日後、１週間後、１か月後、３か月後、半年後といった形で様々です。
もちろん、何か異常があれば検診にかかわらず早めに受診しましょう。