遠視

ウェーブフロントレーシックとは

不正乱視の人はレーシックができないと言われていました。
そもそも不正乱視とは、角膜の表面がデコボコしていてそれが原因で歪みが起こり見えにくくなる症状です。
角膜がデコボコしているため、メガネでも矯正が難しいですしコンタクトも密着せず矯正が難しいのです。
唯一ハードのコンタクトレンズはコンタクトと角膜の間に涙が入ることで矯正ができます。
しかし、ハードレンズは目の疲労もたまりやすいですし、使用感が苦手な人も多いです。
そこでウェーブフロントレーシックが注目されています。

ウェーブフロントレーシックは、手術法は従来のものと同じですが手術前に不正乱視のデータ取りが加わります。
データ取りとは、今までの機械では難しかったデコボコのひずみを詳細にデータ化する作業のことです。
このデータをもとにレーザーを照射することでわずかなひずみも矯正することができるのでクリアな視界が得られるようになります。

不正乱視でなくても皆、角膜にはひずみがあるものです。
不正乱視専用のレーシックというよりはオーダーメイド式のレーシックと考えるとよいでしょう。
今まではレーシックが受けられなかったパイロットや自衛官のような高い視力を必要とする人にも適していると言えます。

ただし、ウェーブフロントレーシックにもデメリットはあります。
まず、手術内容がオーダーメイド式なため、他のレーシックと比べると高価です。
角膜のデータ取りだけでも10万円〜20万円ほど高額になりますし、通院時間も増えます。
また、ハードコンタクトレンズを使用していると角膜が圧迫されて変形しているため、もとの形に戻す必要があるのです。
これには二週間かかるので、検査前と手術前は二週間コンタクトを装着できなくなります。
この期間、少しの時間でもコンタクトレンズを装着してしまうと角膜が変形してしまうので絶対に守らなくてはなりません。
検査前と手術前にコンタクトを装着しなくても問題ないようにスケジューリングをする手間があるので気を付けましょう。

また、他のレーシックでも言えますが絶対に全員が矯正がうまくいくとは言えません。
デメリットもあるものですから、他のレーシックとしっかり比較して検討しましょう。

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